研究開発体制
メッシュテクノロジー研究所
メッシュテクノロジー研究所とは
メッシュテクノロジー研究所は、素材、製織、加工、評価といったメッシュクロスに関するすべての技術をトータルで担う研究開発組織です。
常に技術開発に努め、会社として発展し続けられるように取り組んでおります。

素材・繊維技術
合成繊維から金属繊維までさまざまな素材を扱っています。
新しい素材を探索、選定、分析、開発し、ユニークな製品や高機能製品の開発に繋げます。

取り扱い素材例
分類 | 素材 |
---|---|
汎用プラスチック | ポリエステル(PET)、ナイロン(Ny6、Ny66)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE) |
スーパーエンプラ | PEEK、PPS、液晶ポリマー(LCP) |
金属 | ステンレス(SUS)、タングステン(W)、ニッケル(Ni)、銅(Cu) |
低環境負荷素材 | バイオマスプラスチック、リサイクル素材 |
製織技術
製織技術開発により、これまでに無い新しいメッシュクロスを生み出します。
各種織機を使い分けることで、多様なメッシュクロスの製織を可能とし、品質や生産性の向上も実現します。

織機の種類(例)
【シャットル織機】
シャットル(杼(ひ))を用いてヨコ糸を打ち込む、古くから使われている織機です。
幅広い素材に対応できるほか、ヨコ糸を折り返しながら織るため、耳部にホツレのない織物や筒状織物ができます。
【レピア織機】
レピア(槍)でヨコ糸を入れて織ります。
汎用性が高くさまざまな組織のメッシュクロスを織ることが可能です。
【グリッパー織機(プロジェクタイル織機)】
グリッパーシャットルという小さな金属部品でヨコ糸を入れて織ります。
広幅で織ることが可能であり、大量生産に向いています。
【ウォータージェット織機 / エアジェット織機】
水または空気流でヨコ糸を運んでメッシュクロスを織ります。
生産性が高いことが特長です。
お客様のご要望に応じたメッシュクロスの試織(試作)やシミュレーションが可能です
さまざまな分野で長年培われた設計、製織技術を生かし、お客様のご要望に応じた試織(試作)に対応しています。
ラインアップに無い仕様のメッシュクロスでも対応できますので是非ご相談ください。
加工技術
さまざまな加工によりメッシュクロスの特性を制御し、高機能・付加価値を付与します。
ラボスケール試験から実機の加工条件設定まで携わり、工程を確立します。
物性制御・熱特性制御

- ヒートセット
染色

- デザイン性
- 審美性
- ハレーション防止
機能性付与

- 風合い改善(樹脂加工)
- 帯電防止
- 防塵、付着抑制
- 親水性(コロナ加工)
- 撥水撥油性
形状加工、その他

- カレンダー加工
- プリーツ加工
- スリット加工
- 縫製
評価技術
メッシュクロスの基本物性評価だけでなく、各種用途に応じたさまざまな特性評価も行っています。
基本物性

- 引張強伸度
- 引裂き強度
- 破裂強度
- 風合い
- 外観
メッシュクロス・材料特性

- 通気特性
- 通過粒径
- 熱特性
- 高分子結晶性
- 濡れ性 / 撥水性
- 表面凹凸
- 表面抵抗率
- 分光特性
- 耐候性
用途個別の特性

- スクリーン印刷特性
- ふるい抜け性
- 音響特性
- 電磁波遮蔽性